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貧血の診断貧血には、薬を飲むだけで改善する軽いものと、入院による治療が必要な重いものがあります。
正しく診断し適切な治療を行うためには、貧血の種類を調べる必要があります。

ここでは、貧血のタイプを知るための方法を紹介しています。

貧血のタイプを知るには

貧血のタイプ血液検査の結果により貧血が疑われたら、次は貧血の種類を調べなければいけません。
そのためには、MCV、MCH、MCHCの値を計算する必要があります。

貧血のタイプを知るためのMCV、MCH、MCHCの計算方法などを紹介していきましょう。

MCV、MCH、MCHCについて

貧血にはさまざまな種類があり、それぞれに応じた治療が必須です。
治療方針を決めるためには、貧血のタイプを調べなくてはいけません。
それには、血液検査で測定した赤血球(RBC)・ヘモグロビン(Hb)・ヘマトクリット(Ht)の数値を用いて、MCV、MCH、MCHCを算出する必要があります。

MCVとは?

MCVとは、赤血球1個の大きさのことであり、平均赤血球容積ともいいます。MCV(平均赤血球容積)の計算式と、基準値・基準値以下・基準値以上それぞれの場合の貧血のタイプは以下の通りです。

MCV=ヘマトクリット値/赤血球数×10

値(fl) 分類 種類
80以下 小球性 鉄欠乏性貧血、サラセミア、鉄芽球性貧血
80〜100
(基準値)
正球性 溶血性貧血、急性貧血、再生不良性貧血
100以上 大球性 悪性貧血(ビタミンB12欠乏性貧血、葉酸欠乏性貧血)

MCHとは?

赤血球1個当たりに含まれるヘモグロビンの量を表しているのがMCHであり、平均赤血球血色素量ともいいます。MCH(平均赤血球血色素量)の計算式や、基準値・基準値以下から判定できる貧血の分類は下記の通りです。

MCH=ヘモグロビン量/赤血球数×10

値(単位:pg) 分類
28〜32(基準値) 正色素性
28以下 低色素性

MCHCとは?

MCHCとは、赤血球1個あたりのヘモグロビン濃度のことを示しています。MCHCは平均赤血球血色素濃度ともいい、以下の計算式によって求めることができます。基準値や、基準値外の場合の貧血の分類も以下に記します。

MCHC=ヘモグロビン量/ヘマトクリット値×100

値(単位:%) 分類
31〜36(基準値) 正色素性
31以下 低色素性

溶血性貧血に注意!

赤血球の破壊により起きる貧血のことを溶血性貧血といいます。
多種の貧血のなかでも頻度が低く、大きく先天性のものと後天性のものに分けることができます。

特に先天性の溶血性貧血は治療が難しいので注意しなければいけません。
溶血性貧血が疑われたら、多くの場合、網赤血球の値(RET)を調べる検査が行われます。
もし網赤血球検査の結果が高値を示すようであれば、可能性が非常に高いです。

なお網赤血球とは、骨髄でできたばかりの赤血球のことです。
貧血がひどく、黄疸の症状が出ている場合は、赤血球を壊している脾臓を摘出しなければいけないこともありますので、診断や治療が急がれます。

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